一日一曲(1689)ツェーレ、ウィルヘルム:行進曲「ウェリントン将軍」

 本日は、生誕150年(1876年1月23日生)を迎えらえたドイツの作曲家、ウィルヘルム・ツェーレさんの曲をご紹介します。
 
 ツェーレさんは1876年1月23日、プロイセンで生まれました。1895年にマクデブルクで音楽の勉強を始めました。ほぼ同時期に、ツェーレさんは第2王立海軍大隊に配属されました。同隊の軍楽隊バンドでは、トランペットとコルネットを演奏し、すぐにこれらの楽器のソリストとしても起用されました。1900年、軍楽隊は中国に派遣され、義和団の乱の鎮圧に参加しました。帰国後もツェーレさんはトランペットを続けました。1903年に海軍軍楽隊への関与を終え、1916年までヴィルヘルムスハーフェンの港湾管理部門で働きました。ドイツ帝国の崩壊とツェッペリン空港の閉鎖を体験し、その結果1920年まで失業状態となりました。その後地元の鉄道で従業員として働き、引退までその職に就きました。亡くなるまでの40年間、アールホルンで過ごし1956年に同地で亡くなられました。作曲家としては、アメリカ、イギリス、オーストラリアで高く評価されており、作品の録音は数え切れないほど存在しています。一方、ドイツ語圏を含む他の国々ではほとんど知られていません。主に行進曲、ワルツ、ポルカ、ラインランダー、ポロネーズの作曲を続けましたが、1900年の行進曲「ネルソン子爵」、1901年の「陸軍と海兵隊」、1906年の「ウェリントン」で、これが彼の最高傑作とされる曲、そして1908年の行進曲「トラファルガー」、この4曲が代表作と評価されています。

 本日の曲は、ツェーレさんの最高傑作と評価されている行進曲「ウェリントン将軍」です。自国の将軍ではなく、イギリスの将軍を題材にしたとは、どういった経緯だったのか、興味深いところです。本曲は、行進曲のお手本のような曲と言えるでしょう。聴いているうちに元気よく行進したくなるような感じです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ツェーレ、ウィルヘルム:行進曲「ウェリントン将軍」

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