一日一曲(215)ゴールドマーク:ヴァイオリンソナタロ短調

 本日は、今年生誕150年(1872年8月15日生)を迎えられたルービン・ゴールドマークさんの曲をご紹介します。

 ゴールドマークさんはアメリカの作曲家です。ピアニストや教育者としても活躍されました。オーストリアの作曲家カール・ゴルトマルクの甥でもあるそうです。

 本日ご紹介する曲は「ヴァイオリンソナタ」。聴いた感じ、「アメリカ」という感じがあまりしません。知らなければ「ドイツあたりの音楽?」と思ってしまいそうです。叔父さんの影響が強かったのかもしれません。全体的に暗めのロマンティックな情熱が感じられる曲です。こういった曲は個人的にはやや苦手なのですが、第2楽章はいい感じかなあ、と思いました。

 NMLには作品があまりUPされていません。少し埋もれてしまっている作曲家ではないかと思います。『19世紀のヨーロッパ音楽と20世紀のアメリカ音楽とを橋渡しする存在』という解説がありましたが、そのような作風が縁の下の力持ち的な存在にゴールドマークさんを追いやってしまったのかもしれません。他の作品も聴いてみたいものです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/8285857

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