一日一曲(222)プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番
本日はプロコフィエフのピアノ協奏曲第3番です。
人気の高いプロコフィエフですが、その作品の中でも本曲はかなり上位の人気曲に入ると思います。演奏会やコンクールの課題曲の定番曲になっていますね。
小説家恩田陸さんの「蜜蜂と遠雷」の中でも効果的に使われています。優勝するマサル・カルロス・レヴィ・アナトールさんがファイナルの時に選曲した曲です。
また、1980年のアメリカ映画『コンペティション』でも、本曲が使われています。
個人的にもプロコフィエフの作品の中で好きな作品の一つに入ります。協奏曲は5曲ありますが、私は3番と1番を良く聴いています。
3番は、出だしの部分、ゆったりとした前奏からものすごい勢いでピアノが入ってくる部分、そこからの1分間くらいが大好きです。
本日は貴重な作曲者の自作自演版です。90年前!の演奏です。ところどころ走っているところや、意表を突いたテンポの切り替わり(2楽章の途中)もありますけれども、プロコフィエフさん自身も優れたピアニストだったことが如実に分かる演奏です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/28892