一日一曲(366)ヴィエネル:アコーディオン協奏曲
本日はアコーディオンの協奏曲をご紹介します。
作曲者のジャン・ヴィエネルさんは、フランスのピアニスト兼作曲家です。1982年に86歳で亡くなられるまで、精力的に活動されました。ダリウス・ミヨーさんやエリック・サティのお弟子さんとのことです。シェーンベルクなどの当時の最先端の音楽の紹介にも尽力されたとのこと。その後ジャズに傾倒し、映画音楽なども沢山作曲されています。
本曲、協奏曲の伝統的な3楽章形式で書かれています。時代的には現代に属する方ですが、本曲は全体的に聴きやすい雰囲気です。出だしが荘厳な感じで、なにかの宗教音楽みたいに聴こえます。このテーマ、ちょっと格好良くないですか?このテーマは第3楽章の最後に回想されます。「循環形式」です。個人的に、この循環形式は曲の統一感が感じられるので好きな形式です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ヴィエネル:アコーディオン協奏曲