一日一曲(59) ペンデレツキ:広島の犠牲者に捧げる哀歌
昨年(2020年)亡くなられた(3/29没)ポーランドの作曲家、ペンデレツキさんの作品から。
昨日は大木正夫さんの「ヒロシマ」を挙げましたが、広島を題材とした曲としてはペンデレツキさんのこの曲の方が知名度が高いです。
いわゆる「現代音楽」でして、主題からも想像できるように決して聴きやすい曲ではありません。最近流行の「癒しの音楽」とは対極に位置するでしょう。
本曲では、トーンクラスター(ある(低い)音から別の(高い)音までの全ての音を同時に発する技法)など、様々な現代的な技法が用いられています。原爆投下とそれに伴う悲劇を表すにはこういった現代的な技法がピッタリなのかもしれません。
自作自演(ペンデレツキさん自身の指揮です)でどうぞ。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/1630497