一日一曲(402)クナイフェル:告白
本日は「フレンニコフの7人」シリーズの第5回です。本日はアレクサンドル・クナイフェルさんの作品をご紹介します。
クナイフェルさんは1943年にウズベキスタンの首都タシケントで生まれました。最初はモスクワ音楽院で世界的なチェリストのロストロポーヴィチさんからチェロを習ったそうで、その後レニングラードで作曲を学ばれて作曲家の道に進まれたそうです。
クナイフェルさんの作品を何曲か聴いてみましたが、たまたまなのかもしれませんがどの曲もとても静かな音楽で、ぽつりぽつりと音が鳴るような曲でした。
本日ご紹介する「告白」はピアノ曲(2014年、作曲者71歳の時の作品)ですが、これもうっかりすると音を聴き逃してしまうような音楽です。最初に親しみやすいメロディがピアノの片手で奏でられ、それに少しずつ音が加わりながら、ゆっくりと、ひそやかに音楽が進行します。曲の最後、6分22秒あたりからは、なにか高い音の出る鐘のようなものを鳴らしているように聴こえます。ピアノを使って出している音ではないように思うのですが、さて、どうなのでしょうね?
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
クナイフェル:告白