一日一曲(415)モッテンセン:ピアノソナタ

 本日は、生誕100年(1922年1月6生まれ)を迎えらえたノルウェーの作曲家、フィン・モッテンセンさんの曲をご紹介します。
 
 モッテンセンさんのご両親は出版業を営まれていまして、モッテンセンさんは跡継ぎを期待されていたらしいですが、ご両親の期待には叶わず、作曲の道に進まれました。現代的な12音音楽や偶然性の音楽を基にした作風とのことで、本日の曲も少々とらえどころが難しい曲となっています。

 ピアノソナタは若いころと晩年の2曲があるようですが、本日は若い頃のほうの作品を。通常のソナタとはちょっと違っていて2楽章形式となっています。第1楽章は不協和音もものともしない激しさと情熱の塊のような音楽。第2楽章はフーガ形式で書かれていて、静かに始まり、だんだんと激しくなり、4分30秒のあたりの4回にわたる音の塊の強打で一区切り。その後低音域のトレモロの上に旋律が奏でられ、静かに音楽を閉じていきます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
モッテンセン:ピアノソナタ

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