一日一曲(453)パロット:ウェールズの旋律による夢想

 本日は、没後10年(2012年9月4日没)を迎えらえたウェールズ系のイギリスの作曲家、イアン・パロットさんの曲をご紹介します。

 パロットさんは1916年にロンドンに生まれ、王立音楽大学及びオックスフォード大学ニューカレッジで学ばれました。第二次世界大戦中はエジプトで軍務に就かれたこともあったそうです。エドワード・エルガー協会及びピーター・ウォーロック協会の副会長など、多数の要職も務められていらっしゃいました。1950年以降、ウェールズの風景や文化に関心を持つようになり、関連する多数の曲を遺されています。

 本日の曲、「ウェールズの旋律による夢想」もウェールズに対する思いから作られた曲なのでしょう。1993年、パロットさん77歳(喜寿!)の時の作品です。
ちなみにパロットさんは96歳の長寿を全うされています。
 リコーダー、オーボエ、ファゴット、ピアノ、チェンバロという、珍しい編成の室内楽曲です。リコーダーが入っているところが、ウェールズ風と言えるでしょう。楽しい曲ですが、度を越さない慎ましやかさ、上品さが感じられます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
パロット:ウェールズの旋律による夢想

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