一日一曲(490)セロツキ、カジミエシュ:こびとたち

 本日は、生誕100年(1922年3月3日生)を迎えらえたポーランドの作曲家兼ピアニスト、カジミエシュ・セロツキさんの曲をご紹介します。

 セロツキさんは、1949年にタデウシュ・バイルトさん、ヤン・クレンツさんと共に「グループ49」という団体を結成します。これがいわゆる「ポーランド楽派」の誕生とされています。
 セロツキさんはこのグループ活動のほかにも、バイルトさんと共に1956年に現代音楽祭「ワルシャワの秋」を設立しています。この音楽祭は現在までの続けられていまして、様々な現代作曲家の数多の曲が披露されています。
 セロツキさんは、1981年に58歳の若さで急逝されました。その死を悼んで1984年に「カジミェシュ・セロツキ国際作曲コンクール」が創立され、当初は3年おきに、1996年からは隔年おきに開催されています。日本からの参加者は、以下の方が第1位を獲得されています。

 第6回(1998年) 藤倉大
 第10回(2006年) 中村寛
 第15回(2017年) 大前哲

 本日の曲「こびとたち」は7曲からなるピアノ独奏曲で、子供向けの作品として書かれました。7曲ともポーランドの舞曲の形式で書かれていまして、いずれもかわいらしい作品です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
セロツキ、カジミエシュ:こびとたち

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