一日一曲(519)シャグラン、フランシス:夢
本日は、没後50年(1972年11月18日生)を迎えらえたルーマニア出身のイギリスの作曲家、フランシス・シャグランさんの曲をご紹介します。
シャグランさんは、本名はアレクサンドル・パウッケル(Alexander Paucker)さんです。改名の理由は何だったのでしょうね。
1905年にブカレストでユダヤ人の家庭に生まれ、当初は両親の希望通りスイスのチューリッヒで工学を学びましたが、その傍ら両親には秘密で音楽院通い、音楽を勉強します。1928年に卒業後、パリに出て名前をフランス風に改めます。ナイトクラブやカフェで演奏したりポピュラーソングを書いたりして資金を稼ぎ、1933年にエコールノルマル音楽院に入学してポール・デュカスとナディア・ブーランジェという巨匠に師事して音楽の研鑽を積みました。その後、1936年にイギリスに渡り、そこで活躍されました。
本日の曲、「夢」は演奏時間約2分の小品です。サクソフォンの四重奏曲。甘く儚い雰囲気がサクソフォンの柔らかい音色に乗ってふわふわと漂います。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
シャグラン、フランシス:夢