一日一曲(623)ガライ、ラモン・フェルナンド・デ:交響曲第10番変ロ長調
本日は、没後200年(1823年1月8日没)を迎えらえたスペインの作曲家、ラモン・フェルナンド・デ・ガライさんの曲をご紹介します。
ガライさんは1761年にスペイン北部のアストゥリアス州のアビレスで生まれました。お父様はコバドンガの聖母の大学教会のオルガニストであったことから、ガライさんは幼少期から音楽教育を受けます。ラメルセド修道院の聖歌隊の少年歌手、オビエド大聖堂の礼拝堂のカントール及びオルガニストと経験を積んでいきます。ガライさんは音楽と並行して神学も極めていまして、後年牧師職にもつかれています。
音楽はハイドンからの影響を多く受けています。ハイドンさんも得意としていた交響曲はガライさんは10曲も遺しています。
本日はガライさんの最後の交響曲となった第10番変ロ長調をお届けします。聴きやすい音楽です。演奏時間は20分程度の曲で、当時の交響曲としてはごく普通の規模の曲です。残念ながらガライさんの曲は今日ではあまり演奏される機会がありません。聴きやすいというのは、時として没個性的となってしまうこともあり、元祖?でもあるハイドンさんの曲の後ろに隠れてしまったのかもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ガライ、ラモン・フェルナンド・デ:交響曲第10番変ロ長調