一日一曲(587)シュンケ、フーゴ:ヴァイオリンとチェロのためのコンチェルタンテ

 本日は、生誕200年(1823年生)を迎えらえたドイツの作曲家、フーゴ・シュンケさんの曲をご紹介します。

 シュンケさんの一族は音楽家がたくさんいらっしゃいます。wikiでは28名!いらっしゃると掲載されています。バッハさん一族も音楽家が多いですが、シュンケさんもひけを取っていらっしゃらないですね。
 フーゴさんはシュンケ家の第3世代に当たるようです。家族の伝統に従い、ピアノとホルンを学びましたが、それに加えて幼い頃からヴァイオリンのレッスンも受けていらしたそうです。その腕前は相当なもので、13歳で宮廷コンサートで演奏、16歳でクララ・ヴィークさん(後の作曲家シューマンさんの妻)とジョイントコンサートを行ったそうです。その後1843年にシュトゥットガルト宮廷管弦楽団のバイオリニストとしての地位を確立させ、 1897年に引退するまで、54年間活躍されました。

 本日の曲、「ヴァイオリンとチェロのためのコンチェルタンテ」は、文字通り、独奏楽器がヴァイオリンとチェロの二十協奏曲です。フーゴさんの弟さんがチェリスト(アドルフ・シュンケ (1820–1881) )だったそうで、兄弟で演奏するために書かれた曲です。曲はさほど超絶技巧があるわけではなく、アマチュア演奏家でも楽しめそうな感じです。非の打ち所がないという感じではありますが、それがかえって特徴をなくしているようで、現在どちらかというと埋もれてしまっているのも致し方ないかな、とも感じます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
シュンケ、フーゴ:ヴァイオリンとチェロのためのコンチェルタンテ

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