一日一曲(593)アゼヴェード、ヴァルジール:星屑
本日は、生誕100年(1923年1月23日没)を迎えらえたブラジルの作曲家兼カヴァキーニョ奏者、ヴァルジール・アゼヴェードさんの曲をご紹介します。
アゼヴェードさんはリオデジャネイロに生まれ、幼いころから音楽に親しみました。7歳でフルートを演奏していたそうです。その後、アゼヴェードさんはカヴァキーニョの演奏や作曲に専念、それまで伴奏楽器でしかなかったカヴァキーニョの地位をソロ楽器として定着させるまでに引き上げました。同時に、ブラジル音楽のジャンルの一つ、「ショーロ」の発展において重要な役割を果たしました。亡くなられたのは1980年、まだ57歳の若さでした。
「カヴァキーニョ」は『ポルトガルのギター』という位置づけになります。かなり小振りで、弦は4本です。カバキーニョ奏者は「カバキスタ」と呼ばれるそうです。
アゼヴェードさんの遺された曲では、「ブラジレイリーニョ」や「デリカド」などが有名ですが、本日は「星屑」を。
こちらも魅力的な曲です。今宵は煌めく星々の囁きに耳を傾けてみましょうか。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アゼヴェード、ヴァルジール:星屑