一日一曲(631)カプースチン:10のバガテル第4番
本日はカプースチンさんの月命日ですので、カプースチンさんの曲をご紹介します。本日は前回に引き続きまして、「10のバガテル」(作品番号は59、1991年の作品)から、「第4番」。
前回引用しましたが、作曲者カプースチンさんは、本曲に関して次のようにコメントしています。
「…しかし、多少の器用さをもってすれば、演奏は全く可能である。特にそれを言っておきたいのは、1番の後半、また3,4,7,9番などである。」
聴いている分にはさらっと歯切れよく進行している曲ですが、きちっと弾くのはかなり骨の折れる曲なのでしょう。複雑にリズムが絡み合い、独特の雰囲気を作り出しています。全曲通して演奏する場合には、本曲が一つの山場になるかもしれません。歯切れのよいアクセントがカッコいい曲です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カプースチン:10のバガテル第4番