一日一曲(638)ゴラー、ヴィンツェンツ:「一輪のばらが咲いて」による変奏曲
本日は、生誕150年(1873年3月9日生)を迎えらえたイタリアの作曲家、ヴィンツェンツ・ゴラーさんの曲をご紹介します。
ゴラーさんはイタリア北部の南チロルに生まれ、幼少期から音楽に親しみました。地元の教会の聖歌隊員となり、じきにオルガニストの代役も務めるようになります。その後インスブルックのシュテッティッシェ音楽大学で学び、主に教会音楽を作る作曲家となりました。第一次世界大戦中は志願して戦場に赴くこととなり、音楽活動は一時中断されましたが、大戦後に再開。数多くの教会音楽を遺されています。政治てな活動も同時に活発に行っていらしたようで、市議、そしてオーストリア東部の町クロスターノイブルクの市長にも選出されたとのことです。
本日の曲、『「一輪のばらが咲いて」による変奏曲』ですが、日本ではこの旋律は讃美歌96番「エサイの根より」で歌われていますので、そちらの変奏曲といったほうが分かりやすいかもしれません。クリスマスの時期にはよく歌われる讃美歌です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ゴラー、ヴィンツェンツ:「一輪のばらが咲いて」による変奏曲