一日一曲(714)ツァハ、ヤン:チェンバロ協奏曲ハ短調
本日は、没後250年(1773年5月24日没)を迎えらえたチェコの作曲家兼ヴァイオリニスト兼オルガニスト、ヤン・ツァハさんの曲をご紹介します。
ツァハさんは1713年にチェコ中部のデタリーで生まれました。1724年にプラハに移り、ヴァイオリニストとして働き始めました。また、1720年から1727年にかけてはオルガンの演奏技術を習得しています。ただ、教会のオルガニストの地位はなかなか手にすることができなかったとのことです。宮廷楽団などの職を得た他、各地でコンサートなども行うなど活躍されていたそうですが、「複雑で風変わりな性格」が災いして、後半生では安定した職を失い、流浪の中で1773年に亡くなられたとのことです。
本日ご紹介する曲、「チェンバロ協奏曲ハ短調」は、ツァハさんの遺した作品の中で比較的広く知られた曲です。3楽章形式で演奏時間は約10分と、小規模な曲です。本曲を聴く限りでは、「複雑で風変わりな性格」は全く想像がつきません。具体的にはどのような性格だったのか、興味深いところです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ツァハ、ヤン:チェンバロ協奏曲ハ短調