一日一曲(721)ボルゴ、エリオット・デル:サラスポンダ
本日は、没後10年(2013年5月30日没)を迎えらえたアメリカの作曲家、エリオット・デル・ボルゴさんの曲をご紹介します。
ボルゴさんは1938年にニューヨーク州ポートチェスターで生まれました。当初は理学系の勉強をしており、1960年にニューヨーク州立大学ポツダム校で理学士号を取得したのですが、音楽への情熱を捨てがたかったのでしょうか、テンプル大学で音楽を勉強し、そこで教育学修士号、続けてフィラデルフィア音楽院で勉学を重ね音楽修士号を取得しました。1966年にクレーン音楽学校の教員となり、1995年まで勤めました。作曲家としては、1980年にレークプラシッドで開催された冬季オリンピックの閉会式の音楽を担当するなど、600を超える作品を遺しています。指導用の作品も多く書いています。
本日の曲、「サラスポンダ」も指導用の曲かもしれません。演奏は学生たちのようです。作曲者御自身が指揮されています。この演奏は2013年の1月9~12日に行われていますが、同年5月30日にボルゴさんは亡くなられていますので、もしかしましたら、最後の指揮だったかもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ボルゴ、エリオット・デル:サラスポンダ(作曲者自身の指揮)