一日一曲(904)ラブル、ヴァルター:ヴァイオリンソナタ
本日は、生誕150年(1873年11月30日生)を迎えらえたウィーンの作曲家、ヴァルター・ラプルさんの曲をご紹介します。
ラプルさんはウィーンでうまれ、幼少の頃から神童ピアニストとして頭角を現しました。1892年にはザルツブルク国立ギムナジウムを優秀な成績で卒業、さらに活躍の場を広げます。作曲も行っていたのですが、30歳で筆を折り、残りの人生は指揮と声楽の指導に捧げられたとのことです。作曲を辞めてしまったのはどんな理由があったのでしょうね。作曲でもそこそこ成功されていらしたようですので、そのあたりは本人しか分からない理由があるのではないでしょうか。
本日の曲はヴァイオリンソナタ。1899年、作曲者26歳の時の作品です。若々しい情熱にあふれたメロディがゲルマン的な重厚さとミックスされ、魅力を放っています。演奏される機会は少ない曲なのがいささか残念です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ラブル、ヴァルター:ヴァイオリンソナタ