一日一曲(944)レベデフ、アレクセイ・コンスタンチノヴィチ:演奏会用アレグロ
本日は、生誕100年(1923年1月9日生)を迎えらえたロシアの作曲家兼チューバ奏者、アレクセイ・コンスタンチノヴィチ・レベデフさんの曲をご紹介します。
レベデフさんは、モスクワから南東へ438km程の位置にあるリペツクで生まれました。1942年に学校を卒業した後は陸軍に入隊します。歩兵学校を卒業すると、1943年に前線に送り出され、そこで負傷し手術を受けることとなりました。退院後は、モスクワの軍楽隊にて勤務を続けました。モスクワにいる間、レベデフさんはサンクトペテルブルク音楽院で音楽理論とチューバの勉強を始めました。除隊後はさらに勉学に励み、1949年に一年早く優秀な成績で卒業、音楽院の石碑に名前を刻む栄誉に輝きました。1950年から1953年の間には、同音楽院で作曲を学びました。1953年から亡くなる1993年までモスクワ音楽院の管楽器学部でチューバと金管の室内楽を教えました。チューバ奏者でもあったことから、曲の少ないこの分野で多くの曲を創りました。自分で演奏するためということもあったかもしれません。世界チューバ協会はその功績をたたえ、表彰しています。
本日の曲は、チューバとピアノのための「演奏会用アレグロ」です。朗々と歌うチューバが印象的な本曲は、チューバの魅力を最大限に引き出しているようです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
レベデフ、アレクセイ・コンスタンチノヴィチ:演奏会用アレグロ