一日一曲(997)カプースチン:異なる音程による5つの練習曲第4番 長二度
本日はカプースチンさんの月命日ということで、カプースチンさんの作品を。前回に引き続きまして、「異なる音程による5つの練習曲」をご紹介します。本日は第4番「長二度」。
長二度もぶつかり合う音程ですので、これをテーマとして多用した曲を創るというのは、まず構想力が問われます。さらに、本曲集の第1曲「短二度」とはまた違った趣も要求されます。この難問に対してカプースチンさんは素晴らしい回答を提出されました。本曲もまた歯切れよくノリノリのリズムで構成されています。ただ、多少地味目に聴こえてしまうのですが、それは響きの特性とも相まって仕方のないことなのかもしれません。演奏者のアムランさんは本曲でも超絶技巧を披露してくださっています。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
カプースチン:異なる音程による5つの練習曲第4番 長二度