一日一曲(977)ハート、フリッツ:ヴァイオリンソナタ第1番ニ短調

 本日は、生誕150年(1874年2月11日生)を迎えらえたイギリスの作曲家、フリッツ・ハートさんの曲をご紹介します。

 ハートさんは南ロンドン、ブロックリーで音楽家の両親のもとに生まれました。6歳の時から、父親が経営する教区聖歌隊で歌っていたそうです。ウェストミンスター寺院で聖歌隊員として3年間を過ごした後、1893年に王立音楽大学に入学し、音楽の研鑽を重ねます。卒業後はイギリス国内で活躍していましたが、1909年5月にオーストラリアに移り、1913年にはメルボルン音楽院を設立に関わっています。その後ハワイでホノルル交響楽団の常任指揮者にも就任されていらっしゃいます。1942年に引退し、1949年にホノルルで亡くなられました。

 本日はヴァイオリンソナタ第1番をどうぞ。1911年、作曲者37歳の時の作品です。3楽章形式で第1楽章がやや短いですが、使われているメロディが素晴らしく美しい!ゆったりとした短い第2楽章と穏やかな曲想の第3楽章は続けて演奏されます。
 ただただ美しい流れに身を任せる、そんな時間を過ごせる曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ハート、フリッツ:ヴァイオリンソナタ第1番ニ短調

ハート、フリッツ:ヴァイオリンソナタ第1番ニ短調(CD)

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