一日一曲(986)クナディス、アルギリス:オペラ「魔法にかけられた譜面台」より間奏曲(ブルース)
本日は、生誕100年(1924年2月14日生)を迎えらえたギリシャの作曲家、アルギリス・クナディスさんの曲をご紹介します。
クナディスさんはトルコのイスタンブールで生まれました。アテネでピアノと作曲を学び、1958年から1962年までフライブルク・イム・ブライスガウで研鑽を重ねられています。1963年からフライブルク音楽大学の講師、フライブルク新音楽アンサンブルのディレクターを務められました。オペラ、シンフォニエッタ、ピアノ協奏曲、女声とオーケストラのための狂詩曲、室内楽のための作品、映画音楽など多数の作品を遺されていらっしゃいます。2011年に87歳で亡くなられました。
本日の曲はフルートとチェンバロのための小品、「間奏曲」です。1970年、作曲者46歳の時に、フルート奏者のオーレル・ニコレのために書かれた曲です。本曲はオペラ「魔法にかけられた譜面台」の間奏曲として使われることになりました。
基本的に3拍子の曲のようですが、よくあるワルツのようにはうまく踊れない感じです。お酒を飲んで踊っているような感じで、ふらふらしてい要る印象です。「魔法にかけられた」というのは、そのあたりのことを描写しているのかも知れません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
クナディス、アルギリス:オペラ「魔法にかけられた譜面台」より間奏曲(ブルース)
クナディス、アルギリス:オペラ「魔法にかけられた譜面台」より間奏曲(ブルース)(CD)