一日一曲(1007)アイスラー、エトムント:喜歌劇「魔女の鏡」より序曲
本日は、生誕150年(1874年3月12日生)を迎えらえたオーストリアの作曲家、エトムント・アイスラーさんの曲をご紹介します。
アイスラーさんはウィーンでユダヤ系の商人の家に生まれました。当初はエンジニアの道に進むはずだったのですが、後に作曲家となるレオ・ファルさん(2023/2/16にUPしています)と知り合ったことからウィーン音楽院で音楽を学ぶこととなりました。運命の悪戯というやつかもしれません。学位を取得した後、アイスラーさんはピアノを教えて生計を立てました。
1898年にポルディ・アルノッホと結婚し、2人の娘をもうけ、1901年にカペルマイスターの職に就きました。そこからは、室内楽やピアノ曲、オペラ、バレエ曲など、多数の作品を作曲し、広く活躍されました。晩年は、ヒトラー政権に迫害され、アイスラーさんの作品はすべて演奏禁止となってしまいました。名誉回復は戦後まで待たねばなりませんでした。1949年10月4日、舞台から転落したことが原因で、ウィーンで亡くなられました。仕事中の事故ですから、殉職ともいえるでしょう。
本日の曲は、喜歌劇「魔女の鏡」より序曲です。本曲の上演は大成功を収めたとのことです。楽しい雰囲気の曲ですね。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アイスラー、エトムント:喜歌劇「魔女の鏡」より序曲