一日一曲(1025)ケレメン、ミルコ:ロバが海岸を散歩してる
本日は、生誕100年(1924年3月30日生)を迎えらえたクロアチアの作曲家、ミルコ・ケレメンさんの曲をご紹介します。
ケレメン(Milko Kelemen, 1924年3月30日 – 2018年3月8日[1])は、クロアチアの作曲家。
生涯
ケレメンさんはポドラヴスカ・スラチナに生まれました。1959年、弱冠35歳の時にザグレブ・ビエンナーレ現代音楽祭を設立し、その功績でドイツ連邦共和国功労勲章を授与されていらっしゃいます。楽譜そのものを複雑に書くのではなくて、単純に書いても複雑に聞こえると言われる「シュトゥットガルト様式」の創始者と言われています。シュトゥットガルトで長年後進の指導にあたられました。作曲教授の退官後もシュトゥットガルトに残り、作曲活動を続けられました。代表作はオペラ「アポカリプテイカ」やオラトリオ「月に今日は」、そのほか電子音楽・室内楽・オペラ・管弦楽伴奏の声楽曲など様々なジャンルで多くの作品を遺されています。
本日の曲はピアノ曲「ロバが海岸を散歩してる」です。わずか30秒の演奏時間という、とても短い曲です。本曲はケレメンさんの代表作の一つということですが、個人的には代表作と言われるゆえんを知りたいところです。題名についてもどうしてこの題がつけられたのか、興味深いところです。5択で題名を当てるクイズを出されたら、自分では政界の確率は20%くらいかな、と思います。この曲を聴いて肝がんを散歩しているロバを想像できる方はどのくらいいらっしゃるのでしょうね?
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ケレメン、ミルコ:ロバが海岸を散歩してる