一日一曲(115)カプースチン:チェロ・ソナタ第2番
毎月2日は大好きな作曲家、カプースチンさんの月命日にあたりますので、カプースチンさんの作品をご紹介します。
本日は、チェロソナタ第2番。カプースチンさんは、自身が優秀なピアニストでいらっしゃいましたから、作曲もピアノ曲が大半を占めているのですが、ピアノが入る室内楽の曲も結構遺されていらっしゃいます。それらの曲の中では、ピアノもかなり重要でして、活躍の度合いはともするとソロの楽器よりも多い位です。
チェロソナタ第2番は、出だしのピアノの序奏部分、続いてチェロが登場して奏でられる主題がめちゃくちゃ格好いい!カプースチンさん、早くもここで聴衆の心をわしづかみにしてしまいます。以降、ジャズのテイストに味付けられた目くるめく興奮の世界が展開していきます。
NMLには3種類の演奏があります(2021年10月2日現在)。ルンゲ&アモンの演奏も中々なのですが、本日はデュオ・ペルフェットの演奏を。結構遊び心に溢れる演奏でして、終楽章の終わりに近い部分で、バッハの無伴奏チェロ組曲からの引用を交えたデュオ・ペルフェット独自の演奏を披露されていらっしゃいます。(第3楽章6分31秒付近)
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/6099786