一日一曲(1027)バルボトゥー、ジョルジュ:古風な練習曲第1番

 本日は、生誕100年(1924年4月1日生)を迎えらえたフランスのホルン奏者兼作曲家、ジョルジュ・バルボトゥーさんの曲をご紹介します。

 バルボトゥーさんは、アルジェリアの首都アルジェで生まれました。お父様はアルジェ音楽院でホルンの教師をしていた下とのことです。父親からの薫陶を受け、9歳でホルンを始め、早くも11歳で一等賞を獲得しています。14歳でアルジェ放送交響楽団に入団し、活躍を始めました。1948年にはフランス国立管弦楽団に入団しています。その後1950年にパリ音楽院に入学、同年には早くも名誉賞を受賞しています。1951年には、ジュネーヴ国際音楽コンクールで第1位を獲得。その後ラムルー管弦楽団の首席ホルン奏者として活躍し、1969年からはパリ管弦楽団の首席ホルン奏者を務められました。1969年から1989年までコンセルヴァトワールでホルンの教授と手後進の指導にも熱心にあたられました。17世紀から現代までの室内楽と協奏曲などの広範囲のレパートリーを誇っており、録音も数多く遺されています。その他、ホルンの研究書を書いていらっしゃいます。また、ホルンを中心として約40曲を作曲しています。

 本日の曲はホルン独奏曲「古風な練習曲第1番」です。後進の指導にあたられたときにも使用された曲ではないでしょうか。細かい動きが続く曲で、演奏はなかなか大変なのではないかと思います。本日の演奏者はらくらく吹いているように聴こえてきますが。
 第何番まで作曲したのでしょうか。全曲聴いてみたいところです。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
バルボトゥー、ジョルジュ:古風な練習曲第1番

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