一日一曲(1042)マンシーニ、ヘンリー:「ひまわり」より「愛のテーマ」

 本日は、生誕100年(1924年4月16日生)を迎えらえたアメリカの作曲家、ヘンリー・マンシーニさんの曲をご紹介します。

 マンシーニさんはオハイオ州クリーブランドで生まれ、ペンシルベニア州で育ちました。お父様はフルート奏者だったそうで、幼い頃よりフルートとピッコロの英才教育を受けました。ハイスクールを卒業後、ベニー・グッドマンの勧めでニューヨークへ移住、名門ジュリアード音楽院に進学し、作曲などを学びました。第二次世界大戦では空軍に所属し、マーチングバンドで活躍しました。その後、グレン・ミラー楽団にアレンジャー兼ピアニストとして採用され、活躍を始めました。1952年にユニバーサル映画に入社し、音楽監督のアシスタントとして修行しながら、B級ホラーの劇伴を手がけました。そして『グレン・ミラー物語』、『黒い罠』といった作品の映画音楽を作り、それがヒット、徐々に頭角を現わします。1960年代からは主に、『ティファニーで朝食を』『シャレード』などオードリー・ヘプバーンの映画作品の音楽で注目を集めました。その他、『刑事コロンボ』のテーマや『ピーター・ガン』のテーマ、『ピンク・パンサー』のテーマ、映画『ひまわり』の音楽(愛のテーマなど)、次々にヒット作品を量産されました。1994年に膵臓および肝臓癌のためビバリーヒルズの自宅で70歳で逝去されました。

 本日は、数多の有名な作品の中から、映画音楽「ひまわり」の「愛のテーマ」をお届けします。NMLには、2台のギター演奏版の編曲のものしかありませんでしたが、本作品の哀切なメロディは、ギターでも味わい深く胸に響いてきます。「せつなさ」って、このメロディのことを指しているように感じます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
マンシーニ、ヘンリー:「ひまわり」より「愛のテーマ」

マンシーニ、ヘンリー:「ひまわり」より「愛のテーマ」(MP3ダウンロード)

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