一日一曲(1050)フラッケンポール、アーサー:ポップ組曲第3番
本日は、生誕100年(1924年4月23日生)を迎えらえたアメリカの作曲家、アーサー・フラッケンポールさんの曲をご紹介します。
フラッケンポールさんはニュージャージー州で生まれました。イーストマン音楽学校より学士号・修士号、マギル大学より博士号を授与sれています。1948年、タングルウッドにてフランスの作曲家ミヨーより作曲を学びました。1949年、ニューヨーク州立大学ポツダム校クレーン音楽院に入学しさらに研鑽を重ねます。1950年には、作曲部門最優秀賞を受賞。その後、1961年にクレーン音楽院にて鍵盤楽器コースの教授に就任、1982年には教育活動の功績に対し同大学の学長賞を授与されています。器楽・合唱のための作曲・編曲は250作品を超え、数多くの録音を行っていらっしゃいます。教則本”Hamonization at the Piano”の著者としても知られており、同書は米国内の複数の大学レベルのピアノ授業で用いられています。2019年にニューヨーク州ピッツフォードにて95歳で逝去されました。
本日の曲は「ポップ組曲第3番」です。トロンボーンのアンサンブル曲で、演奏時間約10分の小さな曲です。純粋なトロンボーンアンサンブルの曲というのは少ないのではないかと思いますが、本曲はその珍しい曲の一つです。聴きやすいメロディにあふれていて、トロンボーンアンサンブルの定番曲となってもおかしくないのでは、と思いました。もしかしたら既にその位置づけになっているかもしれません。『第3番』とあるので、前の2曲もどんな曲なのか、興味深いところです。残念ながらNMLにはございませんでした。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フラッケンポール、アーサー:ポップ組曲第3番