一日一曲(1075)ヴィオッティ、ジョヴァンニ・バッティスタ：ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調

　本日は、没後200年（1824年3月3日没）を迎えらえたイタリアのヴァイオリニスト兼作曲家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティさんの曲をご紹介します。

　ヴィオッティさんは1755年にイタリア北部の街フォンタネット・ポーで生まれました。イタリア北西部に位置する都市トリノの宮廷に仕え、そこを拠点として時折ヨーロッパ中を独奏者として巡回公演も行っていたそうです。ヴァイオリニストとしてのヴィオッティさんの影響はかなり大きかったようです。多くの弟子を育てたり、弓の製作者フランソワ・トゥルテ（トゥールト）に助言を与え、現在の一般的な弓の形を作り上げた、とのことです。パリで名声を獲得し、1788年に歌劇場「Théâtre de Monsieur」を設立するまで、暫くヴェルサイユで働き、マリー・アントワネットに仕えました。フランス革命の勃発によりオペラを創作不可能になった為、ヴィオッティはロンドンに赴き、活動を継続されました。その後パリへ戻り、ワイン事業を始めました。そのため演奏活動は休止しましたが、事業は失敗してしまいました。また音楽界に戻り、1819年から1821年にかけてパリ・オペラ座の音楽監督を務められました。1824年に68歳でロンドンで死去されました。

　本日は、ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調をお届けします。本作は数多のヴィオッティさんの作品の中でもとりわけ有名で、演奏される機会も多い曲です。ヴァイオリン学習用の曲としても好んで取り上げられる曲です。本曲に苦しめられた方もいらっしゃるのではないでしょうか。独奏ヴァイオリンが華麗な技を披露する曲です。

NML（ナクソス・ミュージック・ライブラリ）より（NML会員以外の方でも無料で試聴できます）
ヴィオッティ、ジョヴァンニ・バッティスタ：ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調

ヴィオッティ、ジョヴァンニ・バッティスタ：ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調（MP3ダウンロード）

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