一日一曲(1104)ラハナー 、テオドール:2つの歌

 本日は、ラハナー兄弟特集の二日目です。本日は1795年生まれの長兄、テオドール・ラハナーさんの曲をご紹介します。

 テ;オドール・ラハナーさんは下の三兄弟とは違って、お父様の最初の妻の子供さんだったとのことです。ノイブルク・アン・デア・ドナウのグラマースクールに通い、卒業したのは24歳のときだったそうです。その後、ミュンヘンに移り住み、晩年までそこで暮らしました。その地で最初にピアノ教師として、またイザルトル劇場のオーケストラで楽器奏者として働きました。1825年は聖アンナ修道院教会のオルガニストに就任、1832年には聖ペテロ教区教会に移り、1833年にその協会のオルガニストに正式に就任されています。1845年には宮廷オルガニストに任命されました。その他、1829年からはカール・マイヤーの教育実践研究所で音楽教師として働き、1842年から1871年まで王立教育研究所で働いています。1871年にすべての役職を辞任し、引退。1877年5月に81歳で亡くなられました。少なくとも36の作品を作曲したとのことですが、残念ながら今日ではそのほとんどが忘れ去られてしまっています。

 本日の曲は「二つの歌」です。題名はドイツ語で「Bitte」「Waldeinsamkeit」とありまして、翻訳にかけるとそれぞれ「お願いします」「森の孤独」となりました。
本日は伴奏がピアノとクラリネット。の辺境版となっています。クラリネットの演奏するメロディが歌に優しく寄り添っています。原曲はピアノ1台だったのでしょうか。この寄り添うメロディ部分をクラリネットが担当するという編曲、なかなかピタッとはまっているように感じます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ラハナー 、テオドール:2つの歌

ラハナー 、テオドール:2つの歌(MP3ダウンロード)

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です