一日一曲(1107)タイレ、ヨハン:前奏曲
本日は、没後200年(1724年6月24日没)を迎えらえたドイツの作曲家、ヨハン・タイレさんの作品をご紹介します。
タイレさんは1646年に生まれ、当初は法律を学んでいたようです。その後作曲を当時の大作曲家ハインリッヒ・シュッツから学びました。シュッツの最後の弟子の一人で、その中でもひときわ才能が際立っていたとのことです。1673年から1675年の間、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン・ゴットルプ公クリスティアン・アルブレヒトの宮廷カペルマイスターを務め、数年後にはヴォルフェンビュッテルのカペルマイスター、ナウムブルクでもカペルマイスターに就任しています。その後ベルリンに移り、宮廷の音楽教師として活躍しました。『マタイ受難曲』などの宗教曲、『アダムとエヴァ』をはじめとしたオペラ、カンツォネッタ、ソナタ、モテットなど多岐にわたるジャンルで多くの作品を遺されています。教育にも熱心であったようです。
本日の曲は「前奏曲」です。1分少々の短い曲ですが、上品な佇まいが魅力的です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
タイレ、ヨハン:前奏曲