一日一曲(1125)ロングヴィヒ、ハインツ・マルティン:三重奏曲
本日は、没後10年(2014年7月23日没)を迎えらえたドイツの作曲家、ハインツ・マルティン・ロングヴィヒさんの曲をご紹介します。
ロングヴィヒさん1937年にドイツ西部の街トリーアで生まれました。ザールブリュッケンとケルンの音楽アカデミーでピアノ、作曲、電子音楽を学び、1958年から1973年までミュンスター市立音楽院で教鞭をとられました。1969年から1972年まで「Gruppe 8 Köln」のメンバーとして活躍されています。1973年から2002年までケルン音楽大学で講師を務められています。教会とも関係が深く、1976年から聖ニコラス教会の常任助祭も務められました。ピアノや室内楽、独唱、宗教音楽を中心に、ほぼすべてのジャンルのさまざまな楽器編成のための数多くの作品を遺されています。
本日の曲は「三重奏曲」。ホルン、ヴァイオリン、ピアノという、少々珍しい編成の曲です。5楽章で構成された演奏時間約17分の作品です。第1楽章のgrave(重々しく、荘厳に)が全体の中で一番長く、6分強の演奏時間です。かなり重々しい楽章ですが、それ以外の楽章も全体的に暗めのトーンの曲です。爽快感を味わいたい方にはちょっとお勧めできない曲かもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ロングヴィヒ、ハインツ・マルティン:三重奏曲