一日一曲(1141)大中恩:サッちゃんの家
本日は、生誕100年(1924年7月24日生)を迎えらえた日本の作曲家、大中恩(おおなかめぐみ)さんの曲をご紹介します。
大中さんは霊南坂教会のオルガニスト兼合唱指揮者を務められていた父親のもとにうまれました。自然に歌を愛好するようになり、1942年に東京音楽学校(現:東京芸術大学音楽学部)本科作曲部に入学し、作曲などを勉強しました。1944年9月に学徒出陣で海軍予備学生として海軍に召集され、横須賀鎮守府の海軍対潜学校で学んだのち、横浜の監視隊に配属されました。終戦後の1945年9月に東京音楽学校を繰上げ卒業、作曲家としての活動をスタートしました。『犬のおまわりさん』(作詞:佐藤義美)『サッちゃん』『おなかのへるうた』(作詞:阪田寛夫)などの親しみやすい歌を中心に沢山の作品を遺されました。
本日の曲は「サッちゃんの家」。「いぬのおまわりさん」と「さっちゃん」の、どちらの主人公も登場する曲です。こんな曲も創られていたのですね。こんな感じでいろいろなエピソードが歌われていると面白いのにな、と思いました。迷子の子猫はどうなったのでしょうね?
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
大中恩:サッちゃんの家