一日一曲(1164)シャープ、セシル:Dearest of all

 本日は、没後100年(1924年6月23日没)を迎えらえたイギリスの作曲家、セシル・シャープさんの曲をご紹介します。

 シャープさんは1859年にロンドンで生まれました。ご両親は音楽の守護聖人聖セシリアからシャープさんの名前である「セシル」を命名しました。そのことが暗示だったのかきっかけだったのかは分かりませんが、シャープさんは音楽と関係の深い人生を歩むこととなりました。1882年、23歳の時に父の勧めもあり、オーストラリアに移住、当初は銀行で働いていたのですが1889年に退職し、セント・ピーターズ大聖堂のオルガニスト補佐及びガバメント・ハウス合唱協会と大聖堂合唱協会の指揮者gとして活躍されました。その後、アデレード・フィルハーモニー管弦楽団の指揮者となり、1889年にはアデレード音楽大学の共同ディレクターにも就任しています。1892年にイギリスに戻り、ラドグローブスクールに音楽教師として採用され17年間の在職されました。また、1896年からはハムステッド音楽院の校長も務められています。イギリスの民謡の研究にも心血を注いだほか、アメリカでも民謡の発掘を行われました。

 本日の曲は歌曲「Dearest of all(最愛なる皆様)」です。これもイギリスの古い民謡研究の成果なのでしょうか。穏やかな旋律に心癒されます。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
シャープ、セシル:Dearest of all

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