一日一曲(1172)クネラー、アンドレアス:前奏曲ニ短調
本日は、没後300年(1724年8月24日没)を迎えらえたドイツのオルガニスト兼作曲家、アンドレアス・クネラーさんの曲をご紹介します。
クネラーさんはドイツ北部の街リューベックで生まれました。オルガンなどをどのように学んだかは、はっきりしたことが不明とのことです。1667年にハノーファーのマルクト教会のオルガニスト、1685年にはハンブルクのペトリ教会のオルガニストに就任、活躍されました。となった。オルガンやオルガン奏者の試験官としても活躍されたそうで、1720年にハンブルクのヤコビ教会でオルガニストの審査があった際には試験管の一人として参加されていたそうです。候補者の中には、大作曲家J.S.バッハも含まれていたそうです。なお、J.S.バッハはオーディションには結局参加せず、それでもそのポストに選ばれたが、辞退せざるを得なかった、という経緯が伝わっています。
本日の曲はオルガン曲「前奏曲ニ短調」です。曲は6つの部分に分かれており、自由に展開する部分とフーガ風な部分とがワンセットとなって3回繰り返される形になっています。フーガの部分は今一つ簡素な感じを受けたのですが、それは後輩にあたるJ.S.バッハのフーガとの比較からの感想です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
クネラー、アンドレアス:前奏曲ニ短調