一日一曲(1175)ブラウン、イェヘズケル:12の前奏曲
本日は、没後10年(2014年8月27日没)を迎えらえたイスラエルの作曲家、イェヘズケル・ブラウンさんの曲をご紹介します。
ブラウンさんは1922年にドイツのブレスラウで生まれましたが、家族は彼が2歳のときに委任統治領パレスチナに引っ越しました。ユダヤ教と東地中海の伝統音楽に囲まれて育ちました。イスラエル音楽アカデミーを卒業し、テルアビブ大学でクラシック研究の修士号を取得しました。ユダヤ教のメロディーとグレゴリオ聖歌などの研究で知られています。長年テルアビブ大学で後進の指導にあたり、最終的に名誉教授なられていらっしゃいます。
本日の曲は「12の前奏曲」です。タイトルからはまずピアノ曲を連想してしまいますが、本曲は無伴奏のホルンの曲です。無伴奏のホルンの曲自体珍しいですし、それが12曲まとまっている曲集になっているというのは、恐らく唯一無二ではないでしょうか。ホルンの技術的な練習曲としても大きな貢献をしているかもしれません。個人的には第1番と第11番が印象に残りました。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ブラウン、イェヘズケル:12の前奏曲