一日一曲(1207)ジャール、モーリス:打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ

 本日は、生誕100年(1924年9月13日生)を迎えらえたフランスの作曲家、モーリス・ジャールさんの曲をご紹介します。

 ジャールさんはフランス南部の街リヨンで生まれました。リヨンとソルボンヌで電子音楽を学び、その後パリ音楽院で打楽器及び作曲の研鑽を重ねました。1950年から12年間、パリの国立ポピュレール劇場の音楽監督を務めました。その後、映画音楽の作曲家として名声を博しました。『アラビアのロレンス』『ドクトル・ジバゴ』『インドへの道』をはじめ、手掛けた数多くの映画音楽はいずれも評価が高く、アカデミー賞には9回ノミネートされ、3回受賞しています。

 本日はお得意の映画音楽ではなく、クラシック分野の作品である「打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ」をご紹介します。打楽器を専攻していたこともあるので、こちらもお得意の分野と言えるのかもしれません。音楽は、映画音楽のようないわゆる「分かりやすい」ものではない感じです。ただ、少しおどろおどろしい雰囲気は、映画の中で使えそうな感じもあり、その点は映画音楽の大家の面目躍如といったところかもしれません。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ジャール、モーリス:打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ

ジャール、モーリス:打楽器と弦楽のためのコンチェルティーノ(CD)

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