一日一曲(1239)ケラー、ドン:トロンボーンに捧ぐ

 本日は、没後50年(1924年12月23日没)を迎えらえたアメリカの作曲家、ドン・ケラーさんの曲をご紹介します。

 ケラーさんは1897年にロサンゼルスで生まれました。10歳のときに祖父からコルネットをもらったことがきっかけで音楽に親しむようになりした。が、進学したスタンフォード大学では経済学を学び、当初はビジネス界に身を置く計画でした。ところが、第一次世界大戦で野戦砲兵の三角法の教官として1年間の軍隊生活を過ごしたことがきっかけとなり、結婚して農業を試みることとなり、カリフォルニア州フレズノの近くに定住しました。が、この試みは1920年代後半の不況と苦難の時代により失敗に終わりました。ケラーさんは農業を放棄し、音楽の道に進むこととなりました。いくつかの市立バンドでバリトンとトロンボーンを演奏し、さまざまなダンスバンドのピアニストとして生計を立てました。1928年、ケラーさんはパターソン(カリフォルニア州)の学校に新しく創設された音楽教師の職に任命されました。楽器も音楽の蔵書もない中から、10年後にケラーさんが転職するまでの期間に、優れた評価を受けたバンドやオーケストラなど、よく組織された音楽部門を育て上げました。1938年に、ケラーさんは作曲と出版を専門とすることを決意し、カリフォルニア州バークレーに移り、ドン・ケラー・ミュージック・カンパニーを設立しました。1960年、ケラーさんは引退しましたが、「西の行進王」との異名を持つ、多作な行進曲の作曲家として広く名前が知られています。

 本日の曲は吹奏楽曲「トロンボーンに捧ぐ」です。ケラーさんお得意の行進曲ですね。題名通りトロンボーンが主役の曲です。演奏時間は約2分半、短い行進曲です。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ケラー、ドン:トロンボーンに捧ぐ

ケラー、ドン:トロンボーンに捧ぐ(MP3ダウンロード)

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