一日一曲(1227)ホーヴラン、エギル:コラール・パルティータ第8番
本日は、生誕100年(1924年10月18日生)を迎えらえたノルウェーの作曲家兼オルガニスト、エギル・ホーヴランさんの曲をご紹介します。昨年の2月6日には没後10年でご紹介していますので、本日が2回目の登場となりました。
本日は、1998年作曲された「コラール・パルティータ第8番作品番号159」をご紹介します。作曲者74歳の時の作品です。本曲は7つの楽章から構成されており、最初の5つは演奏時間が1分前後のごく短い曲となっているのですが、最後の2つは約5分と約4分と、比較的長い曲となっています。始まりは厳かに粛々と開始されますが、2曲目3曲目とだんだん盛り上がります。民謡のメロディを基に創られていまして、そのメロディが各曲でいろいろと変奏されて登場します。第5曲で盛り上がりがいったん区切りとなり、第6曲は出たしで一転静かな雰囲気が戻ってきますが、途中からは重厚な響きの中メロディの変奏が展開されていきます。最後は技巧的で派手なトッカータ。オルガンらしい分厚い響きの中で終曲となります。
オルガン曲のレパートリーとして広く演奏されてもよい曲のように感じました。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ホーヴラン、エギル:コラール・パルティータ第8番