一日一曲(1255)ボーン、ウナ・マーベル:グロテクスな行進曲
本日は、没後50年(1974年11月15日没)を迎えらえたオーストラリアのピアニスト兼作曲家、ウナ・マーベル・ボーンさんの曲をご紹介します。
ボーンさんは1882年にオーストラリア東部の街マッジーで生まれ、メルボルンで育ちました。4歳のときにはすでに神童として有名で、10歳になる頃にはオーケストラと協奏曲を演奏するまでになりました。その後、1905年にヨーロッパに留学し、翌年10月にロンドン・デビューを果たしました。第一次世界大戦中はチャリティと戦争支援のためにロンドンで多くのリサイタルを開いたそうです。その後は主にアメリカとオーストラリアで活躍されました。第二次世界大戦中もオーストラリアでチャリティ・コンサートを開いたそうです。1939年以降オーストラリアにとどまり、メルボルンのアルバート・ストリート音楽院にピアノ演奏学校を設立し、残りのキャリアを指導に費やすとともに、時折コンサートや放送も行ったそうです。作曲家としては、ピアノ小品を中心に作品を遺されていらっしゃいます。
本日の曲は「グロテクスな行進曲」です。なんと、自作自演!100年以上前の演奏です。MNLには自作自演のいくつかの曲の他、どちらかというとやや珍しいレパートリーの録音が遺されています。録音状態はあまり良いとは言えませんが、貴重な音源が遺されていることに感謝です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ボーン、ウナ・マーベル:グロテクスな行進曲