一日一曲(1256)アンテニャーティ、コスタンツォ:カンツォン・ラ・ドゥッカ
本日は、没後100年(1924年9月19日没)を迎えらえたイタリアの作曲家兼オルガニスト、コスタンツォ・アンテニャーティさんの曲をご紹介します。
アンテニャーティさんは1549年にイタリア北部の街ブレシアで生まれました。家はオルガン製作を家業としており、その環境の中でオルガン演奏やオルガン政策の技術などを学びました。21歳のときに父親からの命に従い、マントヴァのサンタバーバラ大聖堂のオルガンを修理を担当しました。 さらに、父親と協力して、1581年にブレシアの聖ヨセフ教会の、一時は世界で最大かつ最も有名なアンテグナーティオルガンの建設に取り組みました。1595年には、カステル・ゴッフレードの聖エラスムス・プレポジトゥラーレ教会のオルガンの建設を依頼されています。オルガニストとしては、1584年から1619年までブレシア大聖堂のオルガニストとして活躍しました。1600年頃に脳卒中を患ったにもかかわらず、首席オルガニストとして活躍されました。1620年に左手が不自由になったため、オルガニストとしての職務を解かれました。作曲に関しては、1571年から1592年の間にいくつかのミサ曲とマドリガルを書き、1608年には彼自身のものを含むオルガン曲の本を出版しました。また、1571年には、ヴェネツィアで、4声のための最初のマドリガル集と8つの対話を出版しています。その後も旺盛に曲を発表・出版されました。
本日は、オルガン曲「カンツォン・ラ・ドゥッカ」です。調和のとれた各声部の掛け合いが本曲の聴きどころです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
アンテニャーティ、コスタンツォ:カンツォン・ラ・ドゥッカ