一日一曲(131)尾高尚忠:ソナチネ
本日は片山杜秀著「鬼子の歌」で採り上げられている日本の作曲家、尾高尚忠さんの曲をご紹介します。
わずか39歳で亡くなられていらっしゃいます。長く生きていられたら、もっとたくさんの名作を残されていたのではないでしょうか。日本の現代音楽の作曲家に与えられる作曲賞「尾高賞」は、彼の功績を記念して設けらました。
「ソナチネ」は1940年、29歳の時の作品です。3楽章からなるピアノの小品で、第1楽章や第2楽章のメロディなど、日本的な趣をかんじます。尾高尚忠さんはラヴェルを敬愛されていらっしゃったようで、第3楽章はそのラヴェルの影響が強いかな、と感じました。ラヴェルの組曲「クープランの墓」第6曲トッカータを参考まで挙げておきます。
もっと演奏されてもよい曲と思います。埋もれているのがもったいない!
、
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/work/282810
<参考>
ラヴェル:組曲「クープランの墓」より第6曲「トッカータ」
https://ml.naxos.jp/track/665844
“一日一曲(131)尾高尚忠:ソナチネ” に対して1件のコメントがあります。