一日一曲(1284)デュファイ、ギヨーム:この5月に
本日から5回にわたって、没後550年(1474年11月27日没)を迎えらえたベルギーの作曲家、ギヨーム・デュファイさんを特集いたします。
デュファイさんは、最近の説ではブリュッセル近郊のベーアセル(Beersel)で1397年8月5日に生まれたと考えられている、とのことです。1409年から1412年まで少年合唱隊で教育を受け、そこで音楽の才能を認められました。1414年、カンブレー近郊のサンジェリー教会で働きはじめる。1414年から18年までコンスタンツ公会議に同行し、1418年にカンブレに戻り副助祭となる。同年、イタリアのリミニ宮廷に移りそこから本格的な作曲活動が開始されました。1424年にカンブレに戻り、ラン大聖堂で副助祭に就きました。1426年には、イタリアのボローニャに移動し、1428年に司祭となりました。その後、1433年までローマで教皇庁の歌手としても活躍されました。その後、サヴォアとカンブレの間を行き来しつつ活動されました。1474年11月27日に亡くなられました。音楽の形式および精神の点で、中世西洋音楽からルネサンス音楽への転換を行なった音楽史上の巨匠と評されています。
本日の曲は歌曲「この5月に(Ce moys de may)」です。『月は5月、いざ楽しもう、心も軽く…』と歌われます。軽やかなメロディが、浮き立つ心を見事に描写しています。春の日に本曲を聴くのがぴったりかとおもいます。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
デュファイ、ギヨーム:この5月に