一日一曲(1388)ブリス、アーサー:ピアノソナタ

 本日は、没後50年(1975年3月27日没)を迎えらえたイギリスの作曲家、アーサー・ブリスさんの曲をご紹介します。

 ブリスさんは1891年にロンドン郊外のバーンズで生まれました。1895年に母親が亡くなり、父の手で育てられました。1913年にロンドンの王立音楽大学で1年間作曲を学びました。第一次世界大戦が勃発すると、音楽教育は中断され、ブリスさんは陸軍に入隊し、1917年までロイヤル・フュージリアーズの将校としてフランスで戦い、その後、戦争の残りの期間を擲弾兵連隊で戦いました。勇敢だったようで、二度負傷し、一度はガス処刑された、とのことです。よく生き残られたものです。終戦後はは型破りでモダニズムの作曲家としてデビュー、華々しく活躍されましたが、作風は次第に伝統的でロマンティックなものとなっていき、晩年には逆に時代遅れとみなされるようになってしまいました。ウィリアム・ウォルトンやベンジャミン・ブリテンなどの若い音楽家の活躍により、次第に影が薄くなってしまいました。1950年には、ナイトの称号を授与されました。1975年に83歳で亡くなられる直前まで作曲活動は続けられたとのことです。

 本日の曲は「ピアノソナタ」です。1952年、ブリスさん61歳の時の作品です。先ほど「晩年は時代遅れとみなされるようになった」と書きましたが、本曲など、確かに少なくとも50年位前の作品といったほうがしっくりくるかもしれません。ただ、曲の評価はそんなこととは全く関係なく、個人的には面白く聴けました。第2楽章の途中、高音から下降していく音型が神秘的に聴こえ、印象に残っています。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ブリス、アーサー:ピアノソナタ

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