一日一曲(1410)フェルド、インドルジフ:5つのインヴェンション
本日は、生誕100年(1925年2月19日生)を迎えらえたチェコの作曲家、インドルジフ・フェルドさんの曲をご紹介します。
フェルドさんはチェコの首都プラハで生まれました。両親はともにヴァイオリニストという音楽一家でし。幼少期よりヴァイオリンやヴィオラを学び、作曲も行うようになりました。プラハ音楽院で学び、1952年に音楽アカデミー(HAMU)を卒業しました。その他、プラハのカレル大学で音楽学、美学、哲学の学位を取得し、博士号も取得していらっしゃいます。長年フリーランスの作曲家として活動するなか、1950年代後半には国際的に大きな注目を集めるようになりました。1968年には国家賞を受賞しています。1968年と1969年にはオーストラリアのアデレード大学の作曲の客員教授と務め、また、プラハ音楽院でも1972年から1986年まで作曲科の教授を務められました。さらに、1981年と1984年にインディアナ州ブルーミントンのインディアナ大学で客員講師を務めたほか、デンマーク、ノルウェー、ドイツ、フランス、イギリス、そして1991年の日本の大学などでも後進の指導にあたられました。2007年7月8日に82歳で亡くなられました。
本日の曲は、2本のフルートのための作品、「5つのインベンション」です。1975年、作曲者50歳の時の作品です。ちょうど今年は作曲から50年にあたりますね。二人のフルート奏者が織りなすメロディは、時に楽しく、時に物悲しく、心に響いてきます。アンサンブルの練習に持って来いの作品です。私は管楽器はド素人なので本曲は今回初めて知ったのですが、案外フルート学習者にとっては有名な曲なのかもしれません。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
フェルド、インドルジフ:5つのインヴェンション