一日一曲(1422)ハヴェルカ、スヴァトプルク:神と魂との対話
本日は、生誕100年(1925年5月2日生)を迎えらえたチェコの作曲家、スヴァトプルク・ハヴェルカさんの曲をご紹介します。
ハヴェルカさんはチェコ東部の街カルヴィナーで生まれました。1945年から1947年までカレル・ボレスラフ・イラークに個人的に作曲を学び、その間にカレル大学哲学部で音楽学を専攻しました。その後、オストラヴァのチェコスロバキア放送の音楽部門のメンバーになりました。同時に、彼はNOTAアンサンブル(1949-1950)の創設者兼芸術監督として活躍されました。また、陸軍芸術アンサンブルのインストラクター兼作曲家という経歴もお持ちです。1954年からフリーランスの作曲に専念、特に映画音楽作曲家として多作で、1960年代のチェコの「ニューウェーブ」からのいくつかの映画を含む200以上の映画に音楽を提供しました。1970年代後半から、関心はキリスト教の主題に集中するようになり、彼は多くの聖書に基づいた室内楽作品や合唱オーケストラ作品を作曲しました。2009年にプラハで84歳で亡くなられました。
本日の曲はピアノとクラリネットのための曲、「神と魂との対話」です。1991年、作曲者66歳の時の作品です。題名からも容易に判別できるように、宗教的テーマが主題となっています。ポツポツと奏でられるクラリネットとピアノが、まるで問答をしているような、そんな雰囲気の曲です。
本日の演奏、ピアノは作曲者自身です。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ハヴェルカ、スヴァトプルク:神と魂との対話