一日一曲(16) ソラブジ、カイホスルー:『「怒りの日」によるセクエンツィア・シクリカ 』より「テーマ」
ソラブジさんは、イギリスで活躍した作曲家・ピアニストです。
ソラブジさんの曲は、とにかく長い!1曲演奏するのに数時間かかる曲がざらにあります。今回紹介する『「怒りの日」によるセクエンツィア・シクリカ 』は、8時間を超える演奏時間!弾く人が一番大変なのは当然ですが、聴くほうも結構覚悟がいりますね。
また、ピアノ曲は超絶技巧を要する曲が多いようです。演奏不可能ではないようですが、かなり困難だそうで、その難しさと作曲者自身の性格・考え方から一時は「(自作の)演奏禁止」をしていた、という伝説も残っています。
「怒りの日」(ディエス・イレ(Dies Irae))は、レクイエムで歌われてきた聖歌の1つです。下に参考としてグレゴリオ聖歌の「怒りの日」を置いておきます。
参考>怒りの日(グレゴリア聖歌)(NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より)
https://ml.naxos.jp/work/915096
このテーマは、数多の作曲家が引用しています。(いつか「『怒りの日』引用曲特集」でもやってみましょうかね?)
さて、ソラブジさんの作品、実はわたくしは全曲通して聴ききっていません。いつか腰をすえて聞いてみたいものですが。。。8時間か。。。
今回はテーマだけ挙げておきます。
シンプルに「怒りの日」の旋律が奏でられています。ここからいろいろは変奏など発展していくのでしょう。長い道のりの始まりです。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より
https://ml.naxos.jp/track/4362167