一日一曲(1500)エスコバル、ルイス・アントニオ:カンティカ第1番「Canticas si no cantara」
本日は、生誕100年(1925年7月14日生)を迎えらえたコロンビアの作曲家、ルイス・アントニオ・エスコバルさんの曲をご紹介します。
エスコバルさんはコロンビア中部の街ビジャピンソンで生まれました。ボゴタ音楽院で学び、その後メリーランド州のピーボディ研究所で研鑽を重ねました。その後、ヨーロッパでボリス・ブラッチャーに師事しています。1967年から1970年まで西ドイツのボンのコロンビア領事を務め、1993年にはマイアミの領事館の文化担当官を務めました。1973年、彼はアンドレス・オルギンとボゴタの文化学習センターであるエル・ムロ・ブランコを共同設立しました。1974年にはコロンビア銀行が授与する国内音楽賞を受賞されていらっしゃいます。1993年9月に68歳の若さでアメリカのフロリダ州マイアミで亡くなられました。
本日の曲は、合唱曲「カンティカ第1番「Canticas si no cantara」」です。題名は『私が歌わなかったらあなたが歌ってください』と訳されました。本曲の歌詞の日本語訳を記しておきます。
もし歌を歌わなかったら
私は苦しみで死んでしまうでしょう
私が歌う歌があれば
私の心は安らぎます
世界が終わることを思い出すたびに
私は海辺の岩になりたいと思うのです
静かな曲です。この歌声で心が安らぎを感じる方は少なくないのではないでしょうか。
ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
エスコバル、ルイス・アントニオ:カンティカ第1番「Canticas si no cantara」