一日一曲(1505)ホル、リシャルト:交響曲第4番イ長調
本日は、生誕200年((1825年7月23日生)及び没後10年(1925年6月21日没)を迎えらえたオランダの作曲家、リシャルト・ホルさんの曲をご紹介します。
ホルさんはオランダの首都アムステルダムで生まれました。アムステルダム王立音楽院でピアノを学び、1844年に卒業。当初はピアノ伴奏者として生計を立てられました。作曲した合唱曲が縁で、1857年にアムステルダム・トゥーンクンストコールのディレクターに任命され、活躍されました。また、1869年から1888年までは大聖堂のオルガニストも務められました。1875年からはユトレヒトの市立音楽学校の校長を務め、音楽理論と歴史を自分で教えました。1894年から亡くなるまでオルガン雑誌「Het Orgel」の編集者を務められました。1904年5月にユトレヒトで78歳で亡くなられました。
本日の曲は交響曲第4番イ長調です。1889年、作曲者64歳の時の作品です。この頃、ホルさんはキャリアの絶頂期にありましたが、本曲は演奏されることはなかったようです。出版もされていません。なぜ「お蔵入り」となったのか、詳細は不明ですが、興味深いところです。個人的には第4楽章の伸びやかな音楽が印象的でした。
NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ホル、リシャルト:交響曲第4番イ長調