一日一曲(1605)ワックスマン、ドナルド:セレナードとカプリース

 本日は、生誕100年(1925年10月29日生)を迎えらえたアメリカの作曲家、ドナルド・ワックスマンさんの曲をご紹介します。

 ワックスマンさんはオハイオ州スチューベンビルに生まれました。ピーボディ音楽院からジュリアード音楽院に進学し、音楽の研鑽を重ねました。1950年代初頭、妻でピアニストのジョー・ワックスマンと共にニューヨーク州ナイアックに音楽学校を設立し、同時期にハドソン・バレー管弦楽団の副指揮者となりました。また、アメリカ音楽に特化した出版社、ニューヨークのギャラクシー・ミュージックで音楽編集者も務めました。1990年にギャラクシーが売却されると、家族と共にフロリダ州ボカラトンに移住し、現在もそこを拠点としています。グッゲンハイム・フェローシップ(1964年)、クレム作曲賞、ディーリアス協会一等賞など、数々の賞を受賞されています。逝去された年月日を調べたのですが、出てきませんでした。もしかしたら、本日100歳の誕生日を祝われていらっしゃるかもしれません。

 本日の曲はリコーダーとチェンバロの二重奏曲「セレナードとカプリース」です。出だしの伸びやかなリコーダーのメロディが印象的です。さわやかな青空にリコーダーの音がどこまでも高く響き渡っていくような、そんな感じを受けます。中間部はリコーダーも伴奏のチェンバロも忙しく立ち回ります。最後はまた最初のメロディに回帰して穏やかに終曲となります。

NML(ナクソス・ミュージック・ライブラリ)より(NML会員以外の方でも無料で試聴できます)
ワックスマン、ドナルド:セレナードとカプリース

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